〜リベール軍をとりあえず考察してみようの巻〜

extra2.小国小国迷走中

 わざわざ項目分ける間でもない気がします。なにせ適当考察4でこの項目の半分くらい書いた気が。でもまあいいか。付け足しで戦役時代の食糧問題とかも。

 繰り返しになります。私が考える、各地方の特色。

  ロレント……自給自足の農業地方。大規模穀倉地帯が付近にあると考えるのが妥当か。
  ボース………対帝国貿易、マーケット(メッセ)の存在。
  ルーアン……海上貿易と漁業。観光。
  ツァイス……国内技術の中心地。シリコンバレーみたいなもん? 対共和国貿易もあるか。
  グランセル…政治・文化・経済の中心地。他よりの供給が必要。

 参考にいい加減図。

 問:先生、最高に参考にならないのは仕様ですか!?
 答;仕様です。おやかんで癒されてください。以上質問時間終わり。

 人口的に言えばグランセルが一番多くてロレントが一番少ないかな。各地方が関所で分けられているのは、不審者の同行把握が一番だと思いますが、各地方における人口推移の管理もかねてると思います。全部記帳してるだろうし。それを軍がしてるって言うのがなんか変な感じ。あの国は軍隊と政治は切っても切れない関係だ。関所管理で一番ピンと来たのは明治以前の日本という国の形態。特色ある各地方が緩やかにつながり、一個の国としての体裁を保ってる。各トップは国を支配する人間に仕えている……。連邦という単語も思い浮かびましたが連邦は多民族であることが一つの特色なので、あくまで近いという程度。イメージしやすいのは江戸期。というかそのものじゃないでしょうか。同一民族だろうし。
 さて、これらのお仕事に従事している人がいつつ、これとは別に軍人が存在しています。警察の役割、一部行政も担いつつ、国防に携わる。ハーケンで、旅費が無くなったからちょっと兵士するというバイト君もいたので、常に人材募集中ということははっきりしてますね。行きずりの旅行者が兵になれるあたりがすごい。転じれば人手不足って事です。そんなのも兵になれるわけですし。
 ここまで来ると数字が欲しいです。小国は小国。大隊は300〜400人程度だと仮定してみて、いったいどれだけの大隊があの軍に存在しているのか。あちこちが人手不足な為技術が発達したのも基礎と思われ。ロレントは国の穀倉地帯だろうが、本当に全土を担えているのか。自給率はいくらなのか。考え込みすぎて暴発しそうになりました(大笑)。これに加えて遊撃士もいるんですよね。名も無き正遊撃士も居るでしょう。その何倍も準遊撃士がいるでしょう。なんか専業の人が少ない気がします。
 軍人に関しては予備役が沢山居るんじゃないでしょうか。普段は商業なり漁業なり、自分の仕事をしていて、有事や訓練の時に召集。基本がお気楽軍隊なのでそんなに訓練の頻度も無く、有事も戦役以後まるでないですし。戦役を超えて、軍備を拡張しなかったとは思えないんです。ただ、他の産業との兼ね合いを考えると、予備役制度をとったかなぁと思います。現在で言う予備役ほど厳しくない感じで。ほんと、徴兵制度があれば一発解決、とまでは行かないまでも大分思考の助けになるのですが。いっそ、コレクションブックに載ってた街キャラを数えてやろうか。とはいえ、全く意味のない行為ですがね。あれが全人口のはずが無い。一応二次創作化する時を念頭に考えていますので。ゲームだけで楽しむならこんなこと突っ込まなくていいと思ってます。

 で、上の図を描いていてふと思ったのは、戦役時に食糧を供給してくる地域が抑えられたわけです。残ってたのがレイストンとグランセルだけですから。その残り地域に関して、食糧はどう確保してたのかなぁと。どちらも備蓄はありそうなんですがね。足りたのかな。ま、足りたんだろうなw
 結局帝国は、領土拡張が目的じゃなくて、リベール地下の資源とそれを使った技術が目的で戦争を起こしたと思っています。領土拡張だったら、先住民(この場合ならリベール人)を虐殺するか強制移住の話があってしかるべき。そこまで血なまぐさい話はなかった。あっても良かったですがね。となると、占領したところには当然捕虜ができます。捕虜のほかにも、一般人が沢山居るわけです。こういった人々に対して危害を加えないように、最低限の法律はありそうな感じ。文化文明のレベルから、それくらいはという偏見です。
 人が増えます。帝国兵が来ます。糧食は持参してるでしょうけれど、占領下で行われることは推して知るべしで省略。たまたま占領したのは食糧も食料も豊富な地域。幸か不幸か、そこは最低限の倫理の元生かされたかなと思います。本当に最低限だった可能性が高いですが。当時を語る会話にそれが見当たらないのでなんともいえない。あったのかもしれませんが、私が見落としている可能性がある(死)。
 百日戦役は、レナママの話とか、アガットさん所とかの話は生々しくあったりするのですが、そういった主要キャラと絡まない部分だと途端に薄くなる気がしないでもない。私なんかはある程度妄想で補えますけれど、もう少しくらい、生々しいところを出してもおかしくないと思うのです。これは人それぞれの問題。英伝の世界は基本的に優しいので、バランス崩さないようにとでも考えているのでしょうか。それだったらレンの過去は英伝の世界にはそぐわない。なんなんだろ、あのアンバランスさは。シェラ姉の過去にも同様のことが言えたりする。ま、そこは論点じゃない。
 残り二箇所、要塞と王都ですが、前述した通り備蓄を解放しながら抵抗していたと思います。グランセルは他からの供給がないと立ち行かない街でしょうので、他地方の叛乱で供給路が途絶されることを想定しているはず。相当な量を溜め込んでいたのか。一時的に人員が減っていて(王都駐在兵が各地方に呼び出された等)、三ヶ月強篭ることができたのか。アーネンベルクという壁に囲まれたあの街、篭城にはもってこいです。壁の上から狙い打つこともできるし。……突破さえされなければ。よく破壊槌持ち込まれなかったよな……。戦車の一台二台、最高速度で突っ込ませても穴あかなかったのか。そういう強硬手段をとったのか。突破されたら最後、虐殺が行われるだけ。特に、それまで散々抵抗していたならば生かされるはずもなく。ああ、もしかしたら占領下で虐殺の話が無かったのは、大人しく投降したからなのかもしれない。
 いつものように話がずれております。反省はしない、こんなもんで(おい)。要塞の方も王都とそう事情は変わらないと思います。行き来する手段が水上交通を除いて出入り口一箇所、そこは敵の侵入を食い止める防波堤。こうなることは十二分に予測できたことであり、備蓄していないはずがない。
 共和国からの援助はありえません。そんな危ない橋は誰も渡らない。帝国と共和国は対立していますが、好き好んで火薬庫に火を投げ込むような真似はするはずが無い。なにより、ヴォルフからグランセルないしは要塞までの道が確保できてないでしょう。もしそこで共和国が手を貸していたら、百日では終らなかったと思います。リベールを舞台に帝国対共和国の大戦争。挙句王国は荒廃。こういうオチでしょうな。歴史を振り返れ。古今東西、そんな事例は吐いて捨てるほどある。どことは言わないが、私の生きてる時代だとモロに冷戦時代が被ってくる(あ、どこか言っちゃったよw)。
 お馬鹿な話としては、釣公師団本部の、並み居る釣聖たちが、篭城をする王都民たちの胃を満たす為、朝に晩に湖で一本釣り! ここにもう一つの戦役があ(以下略)。
 
 ざっと、超強引にまとめてみる。

  ・リベールの地方間のつながりは江戸時代か
  ・政治や制度のあり方はマリネラみたいな気がする
  ・両大国のやり取りは東西冷戦?

 強引過ぎた(大笑)。

 今回思考の助けになったのは第四夫人様とのお茶会議題。オーブの話を先にしていたのでこっちもまとまったというか。西洋史専修だとどうしても思考が西洋に向きがちですが、実は足元にも沢山ヒントは転がっているという感じです。

2008.1.11

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