〜リベール軍をとりあえず考察してみようの巻〜

2.お空は一体誰のもの?
 またしてもタイトルは壊れています。領空概念の件。何故に領空。空軍編成とかじゃなくて何故。一応お空の項目ということでw 原因は、3rdティータ月扉冒頭、エリカママとダンパパがスリッパに乗って帰還を果たしたこと。その時点で、
「あ、領空の概念ない」
 と思った次第です。ない、もしくはほとんど発達してない段階かと。というかあの描き方だと入国審査してないよ入国審査。共和国からそのままツァイスに入ってるよ。むしろそれで、空はみんなのものという感覚なのかと。あのスリッパは民間機(というか個人機)で、軍艦よりも規制は緩いでしょうけれど、空とはいえ他国領域。陸路では出入国審査してるようなのに。ウォルフ辺りで一旦降下して、手続きしてから入ったのかな? それはさぞびっくりしたことだろう……。

 さて、この点に関して二点ほどご指摘を頂きました。ユウ様より、共和国側から帰ってきているという点。AKI様より、竜捕獲作戦時のオリビエ&ジンさん台詞、「帝国の部隊はリベールより遅れている」・「共和国では張子の虎」という点。まず前者から。
 どこに技術指導をしに行っていたかは明確になってないはずですが、一番単純に考えるとそれが最短ルートだったから。燃料も無尽蔵じゃないでしょうし。でもこれだと領空に何ら関係ないですのでもうちょっと突っ込むと、エレボニアを避けた可能性が上げられます。どこまで発達しているかはわかりませんが対空迎撃装備とかもあるでしょうし。これを踏まえると、「領空」という言葉自体はなくても、その国の上のものは全部その国のもの、という概念はありそうな感じです。
 次が、近隣も航空軍を保持しているということです。実は当初、この台詞完全に失念しておりまして、航空軍保持しているのがリベールのみとやらかしましたw 恥も晒したところで、この台詞からだとリベールとの性能差が相当にあるような感じ。航空軍と名前はあれどその差は歴然、といったところでしょうか。航続距離やスピード等々考えると、あんまり勝負にならない。てことは、例え侵犯したとしても、一気に逃げ切られる可能性が……。そう考えると、侵犯してきた機体を捕捉できる程度の能力がないと、領空を主張してもそれほど意味はない気がしてきました。多分リベール船籍の船ではないでしょうけれど、結社とか教会とかの船は逃げるでしょうね。そもそも結社や教会の船だったら最初からステルス装甲でレーダー捕獲は難しい気がしないでもない。捕捉できないだけに、あの地域で侵犯するかもしれないのがリベールだけになりますな。そんな危険を犯すことはないでしょうが。
 
 ステルス機といえば基本的にレーダー波をそのまま反射しないような構造が施された、結構鋭角的な機体が思い浮かびます。SC終盤ドッグファイト時に、剣帝の乗ったドラギオンをアルセイユが捕捉していますが、台詞からしてラッセル博士の功績の模様。どうやって探知したんだろう。

 図示するのが早いや。間違ってるかもしれません。とくにおやかんあたり。

 通常はそのまま発信してきたところに返り、その速度と反応の大きさで距離や規模を測ります。ステルス装甲はそれをさせない。


 図では便宜的に一箇所ですが、普通に考えると数ヶ所に分けて受信部はあると考えた方がいいかな。

 こんな感じで探知するのが基本、のようで。アルセイユのどこかにもちろん発信部があって、別のところに受信装置があるんでしょうか。低周波レーダーを使うと精度が悪いなりにも捕捉できるそうですが。
 博士が探知装置を作ったということは、博士ならステルス機を作成可能ということですね。その割に軍の飛行艇、そういう風な装甲が施されている風でもない。どうも有視界飛行な感じが否めない部分もあるのでやってないのかもしれません。某かくれんぼゲームのステルス迷彩じゃあるまいし、完全に透明化するわけでもない。計器飛行方式だったらかなり有用です。アルセイユは速度が出るから有視界飛行より計器飛行が主なのか。
 で、航空戦はともかくとして対空迎撃の方はどうかな。リベールは多分結構な水準まできていると思います。武器が強くなればそれに対抗する防御手段も強くなるのが常ですし。近隣国では、前述もしましたが、ないわけではないと思います。精度はどうかなぁ。対空迎撃の話は出てなかった気が。防御こそ大事だけど地味だからかw 他の国が航空戦仕掛けてこられるほど艦隊が発達してなかったという、まあ要するに出番がなかったというだけな気がしないでもない。
 グロリアスがリベール上空にいた際、あんな馬鹿でかいものなのにリベール軍が捕捉したというエピソードは入ってきませんでした。リベール製のレーダー有効射程をきちんと理解した高度と、ドラギオンに施してるならきっとグロリアスにだってステルス装甲施しているだろうという二点が私には思いつきました。そう思うと結社製ステルスをなんとかでも見破ったラッセル博士の技術水準は相当ですな。近距離だった可能性を加味しても。ああそうか、ステルスの概念はきっと軍に教えているだろうけど、それを量産する技量がきっとないんだ、流石のリベールでも。アルセイユがテストケースなんでしょうね。
 航空艦隊の歴史としては一番新しいのは当然かと。モルガンさんに招集かけられたりする辺り、陸軍と空軍の仲はそれなりにいいんじゃないか。あ、前項で言い損ねてますがモルガンさんはきっと陸軍の大将だと思います。ハーケンが山の中にあるし、空軍の長が明らかに陸軍の管轄に入っていくこともないでしょうし。合同作戦の時でも彼が指揮だったことを考えると彼より先任は居ないのかなー。

 これまたAKI様情報提供ですが、「飛行艇2隻で3個中隊を率いる」という台詞があります。……乗るの? 時期時期で違うとは思いますが、中隊っていったら200〜300人位は居るイメージなんですが。それが3個……。こうなると本当にリベールの人口、数字が欲しい。国民の半分くらいが軍関係者じゃないのかw
 とりあえずそれは置いといて、軍保有の飛行艇は最低それだけの収容能力は持っているということになるでしょうか。

 近隣三国以外で空を飛ぶ手段をもっているのが教会と結社。この二つは規格外な感じです。特に後者……。教会も領空という概念を知っていても、神の名のもとにということで全てクリアしそう。結社は気にもとめてないかと。お空は誰のもの? という問いかけに対して自分たちのもの、と主張しそうですね、はい。

情報ご提供ありがとうございました!
2007.10.22

10.24追記
ユウ様ご指摘情報
・スリッパ組は手続きなしで密入国。扉にてマードック工房長に依頼する場面あり。

 で、この情報とともにもう一度考え直しまして、領空の概念は一応ちゃんとあるけれど、それほど発達していない、重視されていない説を推してみたいと思います。
 当該世界の現時点では個人で飛べる環境を持っているのはラッセルさんち位じゃないか。カプアさんとこは会社だからこれまたちょっと話は変わってきそうなので。物を運ぶならその通関だけは避けられないでしょう。戦術オーブメントが密輸されたらしゃれにならん。
 ラッセルさんちはあのとおり基本的に規格外の面々かつ、興味のないことにはとことんまで無頓着な感じなので、お気軽に空飛んで国境越えちゃったんじゃないかとw まあ、ちとダンパパがママと一緒に超えちゃった辺りが納得行かないのですがね。注意しそうだし。……ママ一人で飛ばすわけには行かないから仕方なくお目付けなのか? とにかく、あとから入国審査をどうにかしてくれと頼む辺りがあまり重要性を認識してない証拠だと思われます。ありえんw
 あのスリッパが量産されるようになって、空を個人で飛んで超えるような時代になるのかどうか……はとりあえず別問題。後の面々はどこかの機関に属するか、公共の飛行船を使うしかない状態。かつ、近隣の航空技術がリベールと比較に全くなっていない現状では、国際船も基本リベール船籍じゃないか。それもまあ置いといて、通常ならきちんと手続き踏んで超えるわけですかねー。ただまあ上の方でも書きましたが、他国の領空侵犯をしてもそれを咎める手段が後日の報告くらいだと、領空だと主張してもあまり意味がない気がする。現行犯で咎められないならばあとからいくらでもいいわけできそうですね。

ヒロ様ご指摘情報
・リベール巡視船がレグナートの半分程度の大きさ。レグナートはボースマーケットより一回り小さい程度。ボースマーケットの収容能力は、チャペルと比較して200人程度か。前述より巡視船の収容人数は50人以上? ほぼ同規格に見えるメルカバがルシタニアと比較して相当に小さいので20〜30人が限界か?
・女王の御座船が一番軍で大きいのも奇妙な感じ。
・規格外船以外はだいたい山猫号程度の大きさ。それ以上は乗らないのでは。

 付け加えるとヒロ様も仰られてますが、きちんと船体スペックが出ているのがアルセイユのみ、且つ、まともに話に関わったのが巡視船とアルセイユのみなのではっきりと比較することができません。またヒロ様は「リベールの中隊は現実ほど大きくないのでは」という考察をされています。
 大隊はざっと現実だと1000人ほど。リベールで引き合いに出すと、親衛隊が1000人いるということになりますね。親衛隊のところでも書くつもりですが、そこまで親衛隊が人材吸い上げてしまうと、他部署に人がいなくなりそうな感じです。ですので、現実をそのまま当てはめるにはちょっと無理がある。その辺と「二隻で3個中隊」を機体の大きさから考えてみれば、超大まか数字で現実一般の三分の一がリベール軍の規模じゃないかなと。
 機体の大きさはエンジン出力と機体自体の重量、加えて最大積載量の関係で決まってくるかと思います。女王の御座船たるアルセイユが一番空軍内で大きく描かれているというのがなんか妙な感じですが、やっぱりかの船が最新鋭だからという一言に尽きるのかもしれません。いろんな意味でテストケースで、その後グロリアス級を目指して巨大航空機を作っていくんじゃないかと。
 他の強襲艇や戦闘機の大きさをみるとエンジンは一基、積めて二基くらいな印象。もちろんアルセイユほど性能がいいものは搭載されていないはずですので、おのずと収容人数も減りそうですね。
 あと、かなり大きい機体としてルシタニア号が上げられます。ただこれは、所有はともかくとして一応民間船。エンジン規模の制限がありそうな気がします。軍ほどいいエンジンは載せられない、みたいな。でもってこの船豪華客船です。となれば速さはなくても安定さえしていればいけそうです。収容人数は千人、ぎゅうぎゅう詰に人を乗せることは絶対ないと思います。あの時点でルシタニアに乗れる人間が何人いるんだろうという感じですね。千人でも、客が千人だとはちょっと思えないですし、最大収容人員が千人で、裏方組もまとめてなのかな……? 軍艦とはまた規格が違ってくるのでこれまた比較のしにくい話です本当に。

2007.11.4追記

ろぶ様ご指摘情報
・空中戦は大国と引けをとらない軍備
・他国に比べると1機を飛ばすのに必要な人員がかなり少ない、技術で人員を補っている? その進化系がアルセイユ

 小国ゆえに人員不足はずっとついて回る切実な問題です。国外からの人員受け入れ、士官登用もしてそうですが、帝国、共和国と比べたらその時点でもう完全アウト。というか比べちゃいけない。国防や国内犯罪を取り締まるのが軍しかいないようなので、最低限の人員確保をするためには特定期間の徴兵が一番手っ取り早いのですが、それも見えてこない。となると技術でカバーするのがやはり解消法の一つだと思います。そんで、大国と同程度の装備を持てる。むしろそのためにリベールの技術は発達していったんじゃないでしょうか。人員確保できるなら、多少の効率性は上げる為に革新していくとは思いますが、あそこまで発達するには止むに止まれぬ事情があったと思います。それが人員不足。
 ところで艦橋が船長含めず四人で最低稼動するってどういう機構なんだアルセイユw 最新型にも程がある。リオンが通信の全てを統括しているということは、CICの役割も保持しているということでしょうかね。それにしちゃ、判断を下す人間がやっぱり少なすぎる。艦橋組で本当の戦争を実体験しているのはユリアさんくらいしかいなさそうなので、そういう場合の判断はやっぱりユリアさんに全部任せるんだろうか。そりゃ大変だ艦長。まあ、結社か教会以外であの船が情報戦で脅威に晒されることはまずないでしょう。いわゆる「今後の課題(Byラッセル)」なのかもしれません。とりあえず副長は投入してくれ。そんで艦隊戦時は副長は別のところにいてくれ。じゃないと同時に副長も艦長も落とされたら帰還できない。最悪の事態の想定が成されていないんだな、あの船は……。
 艦長室も女王の席も王室の人間が待機できる部屋もないし。初めてクローゼ立ってるのをみたとき噴いた。どんな御座船だ。いくらゲーム的表現で、要らないところは削られていると判断するにせよ、女王の船という名を持つ以上せめて艦橋に王族用の椅子は欲しかった。女王の船、しかもそれに王太女が乗艦しているということは非常に特別なことであって、艦長席を譲るのは無理としても作戦室から椅子かっぱらって突貫ででも何でもいいからつけるべきだったと思う。その場合想像するとシュールだが……。悪名高き種死はミネルヴァだって特別席艦橋にあったのになぁ。立っているのが凛々しいからとかそういう問題じゃなくて、そこは椅子に座っておくべきだったんだと思いますはい。その辺の特別具合をまだ自覚してないですがね、クローゼ。

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