私的な脳内設定があるので、うちの場合の軍人さんズのご説明です。前史っつーかなんつーか、お話書いてる上でなぜか発生してしまったモノたち。読まなくても多分話わかると思います。ここに出せない年齢制限なところで出てきた話も微妙に混じっている(苦笑)。

ξユリアさんの場合ξ
 百日戦役の時は士官学校在学中。志願して伝令として各小隊を走り回った。クローゼとはその頃に出会う。詳細は『英雄の翼』にて。同時に父親がその戦役で戦死、父が使っていたリベール配給品の短剣を形見にもらい、護身剣として使用。母親は物心つく前に逝去。それほど家柄がいいわけではなく市井とほとんど変わらない。
 剣舞の達人。リベールではアリシアとクローゼぐらいしか興味を示していないと思っている。実際は心酔している一部の部下がいるが気が付いていない。また、グランセルの練武場は城内にないので給仕達がみることはほとんどなかった。
 密かに小ぶりの胸を気にしている。捕虜として捕まり、帝国兵に暴行を受けた過去があり、その際に「醜い体」と言われたのが、本人も気が付かないところでトラウマとなっている。加えてクローゼとの邂逅時に焼夷弾に当たり、左胸から左わき腹にかけて大火傷の跡が残っているため、恋愛ごとには積極的ではなかった。初恋らしきものは師カシウス。カシウスが心底からレナを愛しているのと、年齢差ゆえに憧れの域はでていない。一番初めがカシウスだっただけに、無意識で彼と比較していた。まー、カシウス並みの人間は男女問わず滅多に出現しませんわな(笑)。
 少佐に心惹かれていることに気付いた時は、動揺し、そんなことはないのだと言い聞かせていた。17の頃帝国兵に暴行を受け、帝国の襲撃で父親を亡くしているため、帝国人に対しての遺憾は消えていないが、立て続けの事件や、実際にオリビエや少佐と話してみてその遺憾は薄れて行った。リベル=アーク帰還後に恋心を素直に受け入れる。しかし思いを伝えることはできないまま、帝国へ出かけることもできない状態。名門であるがゆえに、本国には許婚がいるのではと考えていた。空中庭園で剣舞を教えているところをクローゼが目撃。
 基本的に任務第一。頑固者でまっすぐで悪戯好きで不意打ちが得意とは少佐の談。頑固、という点に関しては不本意らしい。隠れファンが多く、男女問わずに慕われている。戦役中に修羅を見ている為、よっぽどのことでなければ動じたりはしない。

ξ少佐の場合ξ
 名門貴族の次男。一歳違いの兄との仲はよい。兄からは自分の代わりに家を継いで欲しいといわれていたが辞退、帝国軍に入って頭角をあらわす。
 オリビエとは帝都裏路地で偶々出会う。屋敷を抜け出して歩き回っていると後ろからついてきていた。陰のあるその様子をどうにかして明るくしてやりたいと、以降なんとなく一緒に行動する。そのうち、父親がオリビエの姿を見て、少佐にオリビエの身の上を話すことになった。庶子だが帝位継承権保持者であることを聞き驚くも、その時点で親友といって差し支えない状態だった。自分がオリビエの出自を知っていることを本人に伝え、それでも変わらない生活を続けていく。玉璽がオリビエの手にあることでもっとも帝位に近い人間の親友となるが、今のところはまだ身辺は騒がしくない。
 家柄上周りには貴族の娘が多かったが、下士官だった頃部隊が非番の時に仲間と出かけていったパブの娘に惹かれる。が、思いを伝えるも、娘の方が少佐の家柄を気にして姿を消した。以降は家名を傷つけない程度に当り障りのない交友をする。兄に許婚が決まったことで積極的に恋愛や結婚を考えるようなことはしなくなったし、周囲も家督に対してあまり興味を示さない少佐についていても無駄と判断したのか、とやかく言うことはなくなっていった。一応宮廷に仕えている為、房中術は心得ている。
 リベル=アークで偶々ユリアが舞っている姿を見て、無意識に惹かれはじめる。突然剣舞を教えて欲しいと言った自分に対し、笑顔で応えてきたユリアになんとなくむずがゆい気持ちになる。以降、舞を習得できるようにとなにかと便宜を図ってくれるユリアに応えようとすれど、事務的な返礼すらもできないありさま。そんな様子をオリビエは目ざとく見つけ、クローゼに相談を持ちかけた。本人がユリアへの思いを確信したのは、生死の境をさまようユリアの姿を見ているとき。それまでは、心はわかっているが頭ではそうと理解していない状態。
 基本は朴念仁。無骨で常に不機嫌そうだが、実は案外に積極的とはユリアの談。臥せっているユリアの元に忍び込んだり、夜にそっと歩く訓練をするユリアを自室に連れ帰ったりしてしまうが、きっちりフライハイトに怒られる。

少佐とオリビエの出会いあたりは公式で補完されそな気がしますな。現時点(2006.5.4)では不明ですはい。

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