某ブログに書き飛ばした文章に加筆修正です。なのでどっかで見たことある文章かもしれません。専ら3ですね。2は結局主人公がJr.君になってたなぁという印象で、シオン影薄かったw でもDS版では2のシナリオ部分で、夜の第二ミルチアにて夜間徘徊があったけど(違)。シオンがヘコミそうになってるときは大体アレン君とのやりとりが入ってたな。意を決して釣りに誘うアレン君と皆でいく気満々のシオンの対比がいいのよ。
 Jr.君はアルベドとの関係もなかなかジーンときたので、3のパパ戦の後は安心しましたね。Jr.君の外套の長さが短くなったのはジンさんに持ってかれたから? 女性用キャビンに入るとき以外ムダにジンさんをリーダーにした。アレン君加入時でもジンさんだった。さすがにアレン君をリーダーにすると迷走しそうだったw

 今更ながらにクリアしましたよ。いやぁ、某ヘタレな彼が男前になったのが何より嬉しい。長かったねぇ。あとそっちしか知らなかったから別件で持っていかれたクチでもある。なんだかよくわからんがとにかくそんな感じ。以下つらつらと。
『バケモノを倒すのはいつだって人間』
 稀代の化け物、アーカード様のお言葉より。

 とりあえずジンさんですよジンさん。最後にそういうことになるとは完全に認識してなかった。なのでアレン君云々より驚いた。考えてみたらミクタムに降りてからの彼の周りというか、因縁深い相手のことを思うとやっぱりそうなっても仕方ないのかな、と。自分で死亡フラグ思いっきり立てやがってホンマにもう……アレン君も確かにいい男になったけど、ジンさんもうダメよ、突出しとる。
 普通の人だよね? 別にKOS−MOSやM.O.M.Oみたいにヒルベルトエフェクト展開できるわけでなし、Jr.君みたいに何がしかの特殊能力を持ってるわけでも無し、ジギーのように特殊な身体でもなし、シオンのように前世の因縁云々も無し。確かに剣技はただ事じゃないしあの攻撃力の高さはKOS−MOS抜いてたけど(ウチの場合。ドーピング剤は全部ジンさんに行った)。人一倍の信念と、体技術を対バケモノにまで練り上げた奇跡の努力人だ。この人いなかったら私多分戦闘楽しくなかったよ。モモの消費1エーテル攻撃も大概だったけどねw エルデカイザーΣをブースト連発したおかげで変態ケビンもラスボスも瞬殺だった。オメガ・イド戦が一番苦労しましたがな。エルデカイザーΣ戦はBエルデカイザー連発してたら終わったw
 クリア後のデータアップデートでジンさん、散りはしたけど意識はロストエルサレムに向かったとあって、また微妙なシタン先生とのつながりがあるようなないようなと考え込んでしまった。
 ただシオンたんとの関係修復を始めたところでそれをぶった切って逝っちゃったって感じではあるんだ。ちゃんとサポートしてシオンとちゃんと関係を修復する努力すべきだったかもねぇとふと思ったのです。途切れたなら修復は非常に難しいけど踏みとどまってたのにな。口うるさい兄とそれを邪険にする妹の構図がなんかすごく微笑ましかっただけかもしれないけど。素直になれない兄と真意がわからず拗ね倒す妹という構図のほうが正しいか? とにかくあの兄妹、絶対的なコミュニケーション不足だ。はた迷惑な兄妹ケンカだなぁw 臆病者なら臆病者のまま、きちんとそれを出せばよかったのになぁと思います。お兄ちゃんも傍で見守ってあげてよ。妹が幸せになるのをさぁ。きっと義弟はたまに頼りないんだろうからさぁw
 ラストのジンさんの行動についてふと思ったのは、アレン君がジンさんの正しい位置を継ぐから行っちゃったのかな、と。そこまでに至るムービーを見直しててなんか思ったのは、ジンさんの心意気というか、考え方とか、シオンの兄から見た状況とか伝えてる相手って全部アレン君なんだよね。悪い見方をするなら、他にシオンのことを聞いてくれるようなヒマな人wがエルザの中にいなかったからといえないでもないけど、だからってなんとも思ってない相手に吐き出すような内容でもない。ムービーに出ないところでもちょくちょく話していたのも想像に難くない。兄的に決定的だったのは多分変態ケビンと対峙してる姿だったと思われ。「主任」呼びから「シオン」呼びに変わったあの瞬間、見てるだけじゃなくてちゃんと近寄る努力を始めたのを理解したから、ジンさんは行く事にしたのかもしれない。というか、そうだったらいいなーという私の願望で妄想。妹の傍に無条件で居てくれることを確信できる人物として、ずいぶん早くからアレン君のことを認めてたな、ジンさん。
 ゲーム的にいうと、唯一の心残りはマシューズ戦で落としちゃった事。これだけは落とせないと思ってたけどターンが回らず防御できなくて控に引っ込むハメに。後のアシェルの一撃で終わったのに。ほんとごめんジンさん。しかしE.S.の必殺技のラインナップは狙われた。剣、ですよ。もうどうしてくれようって感じ。ムッハーってリアルになってた。アニマブーストかけたので良く弓全体攻撃でなぎ倒してもらってました。お兄ちゃんは鬼になりましたとさ。E.S.戦では必ず前線。ターンの初めに行動が回ってくるのでいきなりアニマ覚醒2で全体弓攻撃でおわったw
 どうでもいいけど黒髪、情報部所属、超現実主義者ってまんまバンコランじゃん。

 さて本命いく前にシオンたんと変態ケビンのことでも考えてみますかね。シオンは……なるほどゲームの主人公らしからぬ自己中心的な考えにだんだん流れていってた。ネットでの風評を事前に見てるとこれがイヤという人も何人か居られて、なるほどなぁと思った次第。私の場合は、まあそういうこともあるんじゃね、的視点でやってました。ゲームで主人公と自分を重ねるんじゃなく、ある一つの物語を追っかけてくという視点だったというか。普通に本を読む感じでゲームプレイしてましたのであまり気にならなかった。乙女ゲやってるときだろうがエロゲやってるときだろうが自己投影はしないのがよかったかしら。前に、シオンに感情移入するか周りに感情移入するかでずいぶん印象が変わる云々を絵日記内で書いたのですがどうもそうでもなかったようで。もうちょい肩の力抜けよと思ったのは確かですが。気が触れそうになる気持ちもわからないでもない。目の前で死んだのがトラウマに完全になってて、それなのに大元のトラウマだったお母さん目の前死亡事件をもう一回見せられて、畳み掛けるようにもう一つのトラウマが出現したらそりゃ普通の人は狂うでしょう。よくもまあ立ち直ったものだと思います。表面的だけどね。本気で立ち直るのはエンディングだけどさ。
 ゲーム能力的には1が一番良かった気がする。完全アタッカー状態で強かったんだけど、ジンさんにその辺持っていかれちゃいましたなぁ。エーテルでは消費1をつけたモモにはかなわないし。ケイオス君とかも良く使ってたはずなのに、3ではジンさん、ジギー、モモの三人で大体どの戦闘も終わってしまった。完全直接攻撃型、防御盾型、遠距離攻撃型でいい感じ。モモは打たれ弱いけど、倒れたらすぐHPEP全回復(でも結晶化のオマケつき)アイテムで復活。Gワクチン投入済みなので怖くない。そういやパーティーに「じ」から始まる名前多いな。ジギー、Jr.、ジン。七人いて三人これで、シオンも行で考えたらほぼ同じだからなんか笑える。
 ケビン先輩は嫌いじゃないの。変態ケビンはヤだけど。ヴェクター入社当初にアレン君とケビン先輩が並んでたらまず間違いなく先輩選ぶよ。けど、シオンたんに与えた傷の大きさと再び目の前に現れる前の空白の時間は取り返しがつかない。だから変態ケビンが出てきた段階では、シオンが気付かずともずっとその悲しみを共有してくれたアレン君のほうを選ぶなぁ、うん。何も目の前で死ぬ事ないじゃん……一緒にずっとシオンと居たいなら生きて一緒に居たらよかったのに。居られないかもしれないけど、先輩はそれに耐えることが出来なかったってことなのかね。人でいるって事はそういう変化に耐えていかなきゃならない。甘い過去を思い出して楽しむのはありだけど結局先にいかにゃどうにもならんわけだ。赤い変態仮面がシオンの、事後のワイシャツ持ってるのはその辺を反映してるんでしょう。が。やっぱダメだ、だから変態仮面なんだw アカンやろ先輩……どこから手に入れたんだよw
 結論であり超極論:お前が悪い。


 アレン君。
 最初の最初、KOS−MOS起動実験中のエンセフェロン内からシオン助け出してくれた最重要人物。彼がいないとその時点で物語が終わっていたというキーパーソンw でも問答無用の、並の男。だからシオンたんに見事に蹴り飛ばされてたw そうか、取り説におけるシオンたんの足についての言及、想定されてた相手はアレン君かw いくら緊急事態だからってシャワールームに飛び込んだアレン君が悪いと思うけど。
 てーかいいのか? 特にエピ3。あぁた一応主任でしょ、KOS-MOS廃棄決まったとはいえ。ミユキちゃんが手引きしてもまだヴェクターに残ってるのになぜ君は会社に戻らないんだ。……と、素で思ってました。その辺説明不足だな。シオンたんが倒れまくってて本気で心配だったのはわかる。分かるんだが、それだけに社会人としてどーよと思った自分が嫌だ。KOS-MOSを復活させてからツァラトゥストゥラを破壊するまでそれほど時間経ってないみたいだから休暇扱いにしたのかな、当初から。うん、そう思っとこう。忙しすぎてオフも取れなかった人だし。
 とにかくもうですね、彼はエピ1の頃から大好きでした。エピ1の頃は一番、2以降はジンさんにその座をあけわたしたけど男性陣の中では双璧と言ってもいい感じ。緊張しながらシオンたんに食事誘って断られるしょんぼり姿を見て大好きに。そういう立ち位置の男性キャラ大好きなんだ。和むし。頭いいのも自分的に高ポイント。考えてみたらジンさんもシタン先生もそうだっけ、一応名目とはいえ医者やってるわけだし情報部にいた人だし。戦闘キャラでいうなら頭いいキャラが肉弾戦に力を発揮するのが一番好みだ。いやアレン君にはそれを期待してなかった、というかそうなったほうが間違ってると思ってた。オートボウガン装備だったのもそれでよかった。前線にガンガン出るタイプじゃないしね。そういや大概頭いいキャラは魔法系にされるんだよなぁ……。シタンせんせは衝撃だった。いかにも魔法系なのにメッチャ素手だったしw いやそうじゃない。ずれた。

  「主任の代わりに泣きたいと思った」

 なんて、彼以外一体誰が言えるっての。PS2版は1の頃だったかな、ずいぶん前にやったから忘れたけど、アレン君が誰かにケビンが死んだときの葬式の様子を話して、初めて泣いたシオンたんの代わりに泣きたいと思ったって言ったのが初出でしたね。その際ちゃんとシオンに伝えてあげればいい的なことをいわれてたシーンがあったように記憶してる。多分相手ケイオスじゃね? そんなこというのはあのメンツ中だと彼しかいない。ジンさんも多分言う気はするけど当時ジンさんいなかった。本人に言えず多分ケイオスに愚痴っちゃうのも、その台詞自体もなんとも彼らしい。
 なんだかよくわからないなりに大事件に巻き込まれて、それでも最初から最後まで一貫して力のない普通の人でありつづけた稀有な人だと思った。普通の人であることに耐えられなくなったら変態ケビンコースだけどアレン君はそれを選ばなかった。人であることを逃げ出したと言い切ったのはアレン君の、普通の人の理論。潜在的に知ってたのかなぁ。バケモノはヒトに打ち倒されるものだってのは。死して永遠に留まろうとするものより、変化の流れの中から出てきたものの方が強いに決まってる。と、思ってしまうのはゼノ世界のクリエーター自身も見てるこちら側もヒトであるからかな。とかなんとか。
 ともかくそれでシオンたんは戻ってきたのかな。ヒトでありつづけることを選んでくれてよかった。アレン君の慕情には全く気付いてなかったってあるけど、多少は無意識のうちに気付いてたんだと思うです。じゃなきゃ彼の言葉でシオンたんがゆれる事はなかったんじゃないかなぁ。ゾハルやグノーシス云々なんてどうでもいい、シオンがシオンだから好きになってたアレン君だったんだから、もうちょっと早くに踏み出したら最後の最後で変態ケビンに走るなんて事はなかったんじゃないか。その辺はアレン君のヘタレさというか、男気のなさに原因があるわけでこれは彼自身も認めてたところですな。それでも、どんなになっても強引なことだけはしなかった彼に拍手。色々鬱屈した思いもあったろうけどね。普通の人なのに戦いに参加してくれた辺りが素敵だよ。そのことをシオンに言わずに、彼女が復帰したらすっとサポートに回った彼が好きだよ。ゲーム的には他のメンツとレベルが乖離してたもんだから控で頑張っててくれたけど、シナリオ的には、ああ、やっぱりアレン君ってそういう人なんだな、と思わせてくれた。
 あと、KOS−MOS4の作成者にナチュラルに名を連ねてるのにも面食らった。シオンがメインだったんじゃないかと思ってたけど、同等かそれ以上に作業したんだろう。じゃなきゃKOS−MOSが創造者として認めないだろうに。KOS−MOSにシオンを渡すなと伝えてその命令が通ったあの瞬間に変態ケビンの敗北って決まったんだと思う。KOS−MOSが主と認め、でもまだ彼はそれに気付いてなくて最後までかかっちゃったけど、その時間の長さも普通の人故だね。
 それ以外で印象残ってるのはどっかでマシューズに怒られてたこと。「居場所は自分で勝ち取れ」云々。うん、正論だ。

 ただ傍にいるだけなら誰でもできる、愛する相手の抱える闇を知っているなら守るなり戦うなりしろ。

 人生の愛読書である『スケバン刑事』にこんな台詞があったのをふと思い出しました。多分エルザにアレン君の居場所はなかったんだよね、1の頃とか。成り行きでついてきちゃったというかシオンといっしょに行動しちゃってただけだし。会社に居た頃なら少しでも負担軽減をってできたけど、異常事態になってシオンの闇のことは知ってても守る事も戦う事もできなかった。そりゃ確かにシオンたんには気付いてもらえない。常々「一人は嫌だ」と繰り返してた彼女、そのシーンが挿入される度に「アレン君のバカ」と思ってたです。お前さん分かってるのに分かってねぇ〜! こうなるとロボットアカデミーで問答無用に助手二号にさせられたのは、彼の居場所が出来たってことでよかったことなのかもしれない。エピ3エンディングでブリッジ端末に座ってたけど、あれもできるように勉強したんだろうなぁ。結局のところ一技術士なわけだから、操船に必要な技術最初から持ってたわけじゃないはず。

 前々からアレン君が男前になるっていうのを聞いていて、事前に想像してたことを大体踏んでくれました。変わるきっかけは間違いなくシオン。彼の行動原理は「すべてはシオンのため」だから、それ以外ありえない。彼は変態ケビンと渡り合う力はもってないけど、変化するという生きているヒト全体が持つ潜在能力とシオンへの深い深い思いがある。となればズタボロになりながら説得するというラインしかないなぁと思ってたらドンピシャだったw それまで「主任」としか呼べなかった彼がその時からとか、その瞬間シオンと名を呼ぶのも燃える展開だなぁと思ってたらやっぱりそうなったか。この辺はパターンだけど使いどころさえ間違えなかったらものすごくいいものになると思ってます。王道ってそういうもんじゃん。
 「主任」って呼び方はアレン君なりの言い訳だったんでしょう。自分と住む世界が違う高みの人と決めて、想ってるけど表に出しちゃいけないっていう。もちろんケビン先輩への負い目とかもあったでしょう。ケビン先輩は多分アレン君の想いに気付いてた。んでわざと一緒に行動してた部分もあると思う。まあとにかく「主任」って呼ぶ間はアレン君の中にもシオンたんに近寄っちゃいけないという壁があって、その辺が3冒頭にシオンたんに名前呼びでいいって言われてるのに一歩踏み出せなかったあたりに出たんだ。多分。妄想w 
 でも再び現れたケビン先輩は白ワイシャツを持ってるような、人にあらざる変態仮面になってしまってた。そりゃそんなヤツに今生きて歩いてるシオンたん渡したくないよなぁ。だからすんなり「シオン」って呼べた。もうケビン先輩に負い目を感じる必要はないって、自身が持ってる、普通であるが故の多様な力に気付いてくれた。これを待ってたよ……ファンとしては。永遠の安寧、だけど停滞であるケビンと、変化の潮流の中にいるアレン君の対比かな。とかなんとかもっともらしい事を言ってみるけど要するにアレン君が好きだ。
 エルザに戻る直前のあの行動もたまらないです。エンディングもだったけど、シオンの前だと若干猫背気味になってた印象のアレン君が真っ直ぐ立ってる。それに眉の位置が変わった。眉一つで表情はずいぶん変わるという好例です。ヘタレ仕様のハの字眉も良かったけど、たまには凛々しくたっていいじゃん。あれは、シオンたんの唯一の肉親から託された思いってのも乗っかってたんだ。あと、先輩からの期待というか、挑戦もかな。シオンを不幸にしたらジンさんとケビン先輩がグノーシス化してでも戻ってきそうだ……。
 本来の彼なら絶対ムリな行動なのに、シオンたんの為に変われるってのはやっぱり彼の持つ力なんだ。自分の言葉でシオンが戻ってきたってのも自信につながったんでしょう。守るべきものを得ると男も女も強くなるのだ。Jr.や他のメンツ、もちろんシオンまでそんな行動すると思ってなかった。もちろん見てるこっちもビビったw あそこまでやってくれるとは。痒いところに手が届いた。ああ……君はやっと男になったねぇ。想いを見事に愛に変えたねぇ。しみじみ。今までの自信なさげな顔もなくなってちゃんと笑ってる。明るい茶髪で実は密かに蒼眼だった。超個人的な理由により蒼眼のキャラ大好きです。彼がアップになること自体あんましないから気付かなかった(酷)。顔の造作は決して悪くないと思うのですよ、彼。ただ自信のなさだけが前にでちゃってたからな。能力ある人なのに裏方で満足してた感じ。とりあえずシオンに対してなんら遜色ない位置にやっと上がってきたって感じがしました。いや、最初から上がってたんだと思う。ただ舞台の袖で見てるだけで満足しちゃってたんだろうね……。彼女に対する言葉遣いももっと近い感じになったねぇ。個人的にはあの一瞬だけの「シオン」呼びでも燃えたけどw
 声も良かったよね。平田さんは好き声優さんなのでそれだけでも気になってたところです。悠々自適というか、精神的に変態ケビンより上にいる状態で啖呵切ってるのにどこか一生懸命な感じがするのがアレン君らしくて、声とキャラがあってたなぁと思う次第。
 でもコラム転移後の無重力状態になったエルザ内で、平泳ぎで椅子に取り付いたのをみて本質は変わってないのにホっとしたw せっかく男前になったのにイマイチ華麗に行かないところがいい。これはなんだ、あのヘタレな彼に恋をしたのかww 当然っちゃあ当然なんだけどシオンたんとの掌の大きさの違いに燃え萌えしたよぅ。おっきい掌でご飯三杯は軽くいける人なもんで。長い旅路の途中には、自分からちゃんとシオンたんの手を握れるようになるのでしょう。彼女を本当に自分のものにするには時間かかるだろうけど。その辺は妄想で補う事にしましょう。恋ってのは想いを告げたら終わり、その後は愛をちゃんと育てないといけないわけだ。頑張れアレン君。水着の趣味はシオンたんに矯正してもらってください。

 最初から最後まで、深い背景もなく力はない、情けなくもただひたすらに普通の人、酷く人間らしくあったアレン君。彼の役どころって、普通でないものに周囲が変わったり最初から超常的な存在である中、ずっと普通であるという、一番大事なところだったのかもしれませんね。


 最後に機械モノ。もうあれです、ダントツでデュランダルが大好きです。クーカイ・ファウンデーションに入港するときなんか素敵だ。デュランダルの技術クルーとして働きたい(またかよ)。なので最後にアベルの方舟に取り込まれちゃったのが哀しい……。エルザのオーバーブーストモードも好きだけど、やっぱデュランダルだなぁ。なんとなくゼノギの冒頭シーンはエルドリッジに形が似てる。あとソラリス軍の戦艦にも。E.S.ではクレスケンスみたいに好きになる機体はなかったかな。ジンさんの機体は「らしい」感じがするし、若ジンさんが乗ってた機体完全にヘイムダルだよと突っ込んだくらい。まあクレスケンスは飛びぬけてたデザインだったからねー。カラーリングがエメラルドグリーンだったのも良かったわけだ。


 アレン君の、ヴェクター制服&水着以外を見たかった。研究員制服はまだよかったけど私服見たかった。11年ヴェクター勤務してその後山奥にロッジ買って釣りして過ごしたいってアンタ……データベース的にもかなり愛され記述があったな、アレン君ってば。
 ジンさん、あれは水着じゃない、作務衣だw
 女の子で好みキャラは実はユリさん。才媛最高!
 ヴェクターってやっぱり元はVector? ソフトウェアDL&販売の。ウイルス騒ぎはあるが良くお世話になる。ベクトルもかかってる気はせんでもないけど。矢印の恐怖だ。行列計算よりマシ。

 というわけで以上、ストーリーよりアレン君の成長とジンさんの二階級特進にうっかり持ってかれて、迸る思いをどっかに放出せざるを得なくなったアホの駄文でした。ストーリーは二周目できたときにでも書けたらいいな。今はダメだ、公平に見れない。穴があるような気がするけどそれも見つけられん。こういうときはやめておこう。

 オマケのアレン君。

最初いつものへタレ仕様で描いてましたがなんとなく眉上げたら印象すっごい変わった。のでこっちを置いときますw


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