『王都にて』を絵にするとこれになる。立場からしても純粋に腕力からしても、ユリアさんを止められるのは少佐しかいないわな、あの時点だと。ジンさんがいたらそっちで書いたと思ふ。
 いつも平然とというか平静を保つ人の、おろおろした一面とでもいうのでしょうか。異界化王都ではそんなユリアさんがいました。人間としてそれはアリです。ただ、自分がイメージしてたのが、最後にクローゼとジークに再開した時だけ緩むかな、だったので。
 少佐とオリビエほどはクローゼと信じあってないというかなんというか……そういうのが出たんだろうか。SCまでにそんないわば女々しい面が出ていなかったので、部下とか、あの面々程度じゃ簡単に内心明かさないイメージがついておりました。ただその一瞬緩むことで、それまでの落差と共に情の深さが出るほうが好きなだけとも言いますが、ユリアさんにはそっちが似合いそうなんだもの。
 そういうことを抜きにしても、あの人が、あの立場に立つ人が、あそこまで落ち着かなくなるものなのか。ユリアさんは指揮官で、状況を冷静に見定めてから動くという訓練叩き込まれているはずなんだがなぁ。あの16人中、王都を舞台にした場合最も縁深いのがクローゼとユリアさんで、絵的にも話的にも君主追っかける方がサマになるっちゃあサマになるが。で、ユリアさんが表面上でも平静を保ってたら盛り上がりに欠けるが。情は情、理は理できっちりもっと分けてるかと思った、公式的にね。SCラストでヨシュエスを助けに行かないと決めたユリアさんはどこに行った。あそこは、クローゼがはぐれてもきっと同じことを選んだと思う。それが「艦長」であることの絶対条件だし。あの場では「艦長」じゃないからいいのか? そんなに簡単なもんか? 「艦長」ではないけどれっきとした将校だぞ。将校らしい振る舞いか? なーんか腑に落ちないんだな。ケビン&ヨシュアのヒーロー補正の犠牲になってるのもあるでしょう。

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以下若干呆れ気味感想なので隠します。

 いろいろ考えてるとあちこち疑問も山ほどでてくる。というか、時間を開けて全く同じ面々で続編を作ると、その開いた時間でできたイメージが吹っ飛ばされるわけだ。ユリアさんの動揺具合程度なら無理矢理屁理屈こねてどうにかできるけど、そうじゃない事だってたくさん矛盾点で出てくる。面倒だから他キャラに関してはツッコミしてないけど世界観ツッコミしてるとよく思う。キャラには思考をもった存在であって欲しいので、その思考如何でいろんな顔が出る可能性もありますしね。そういうのもそうだし、カプとか絡んでくると一層ワケワカラン事態になるかもしれない。ABのカプが主流であろうと、ACがよかったりする人もいるわけで、ABを確定してしまうとその瞬間AC派を全て切り捨ててしまう。ABであっても公式と解釈違う人たちを切り捨てていってしまう。そういう刃な部分だと思うんですわ、キャラの恋愛ってーのは。そこは触ると面白いところだけど、でもって創作者としたら触ってみたい部分だけど、そこはお好きなように、で置くのが本当のプロじゃないかな。恋愛が主眼じゃないなら特に。曲がりなりにも一次創作をする人間だからわかります、話は作りやすい。恋の一つや二つ、どんな人間だってするし、自分に基礎があるところほどやりやすいものはない。学園物なんかそんなもんだ。とはいえ別に登場人物全員にお相手らしきものを当てがわなくたっていいと思うんだ。公式でやってくれると同人で好き勝手妄想しにくいじゃないか。「こうしておけば萌えるだろう、さあ萌えろ」じゃ駄目なんだ。本当にきちんと納得できる形で描けるのなら描いてみてもいいと思うのだが……F社どうなんだ。中の人の思考が垂れ流されているような現状じゃあんまりそれ望めない。
 とりあえず、ワタクシバカですのでいまだ3rdが軌跡の名で、軌跡キャラで出なければならなかった理由はわかりません、たった一つを除いて。その一つは他の方もよく言及されていらっしゃいますのでここではやめておきます。

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