「はじめにわたくし、お願いいたしましたよね? わたくしのパートナーとなるなら、身だしなみに気をつけてください、と。なのになんですか、このかわいそうな髪の毛は」
「えっと……そんなにひどい……かな? ちゃんと洗ってるし」
「洗うのは当然のことです。もう少し気を使いなさいな、ステラさんは。ほら、こんなに綺麗な艶のある髪なのに、もったいないではないですか」
「……そ、そうかな? ぜんぜんそうは思えない……」
 マリアシャルテはぶつぶつと何かをつぶやきながらステラの髪を梳っていく。これは逆らうことはできないな、と内心ため息をつきながら、彼女の手が動くままに髪を任せた。


 で、綺麗にしてくれた髪と、これを着ろといわれたスカートをはいて外に出たら誰一人としてお嬢と気づいてくれなかったのでふてくされたとか。あとマリア何気に露出度高い。

2013.6.28


戻る