何かというと、設定資料集のキャラクターカラーイラストのところに、イメージの香水、というコラムのようなものがある。私は身を飾ることをまったくしないので香水には疎いのだが(香水だけじゃなく原石以外全般的にうとい)、とりあえず見てみた。
フェイ君 | エタニティ・フォー・メン(カルバン・クライン) |
エリィちゃん | ローズ・カメリア(シャネル) |
若 | ヒューゴ(ヒューゴ・ボス) |
ビリー君 | cK be(カルバン・クライン) |
エメラダちゃん | イン・ラヴ・アゲイン(イヴ・サンローラン) |
まりあちゃん | スプリング・フィーバー(オリジンズ) |
キング | サムライ(アラン・ドロン) |
ミァン | コントラディクション(シャネル) |
黒パンツの彼(爆) | アンティウス(シャネル) |
カレルレンさん | デューン・プールオム(クリスチャン・ディオール) |
シグ | タスカニー・フォルテ(アラミス) |
メイソン卿 | クラシック(バナナ・リパブリシック) |
マルーちゃん | タッチ(トッカ) |
チュチュ | ファーレンハイト(クリスチャン・ディオール) |
はっきり言って、並べてはみたものの私にはさっぱり分からない(カッコ内はメーカー)。香水は、と聞かれてシャネル5番、としか答えられないような人間なのだから仕方があるまい。さすがにメーカーの名前ぐらいは、いくつか聞いたことがあるのも混じっているが。
で、愛しの先生はグリーンティ(ブルガリ)。せめてこの一つだけでも、どんな匂いなのか知りたい。が、これが意外な方向へ。
まずネットで検索。み…みつからない…。実はブルガリは、グリーンティは出していないのだ。同名の香水はエリザベス・アーデンというメーカーが出している。香水のことを知っている友人に聞くと、
「ブルガリって、グリーンティってイメージじゃないんだよね」
との言葉。どうやら本が間違っている可能性が高い。
次の日に出かけていって、テスターの前に立つ。いくつか他のもあったので試してみる。
エタニティ・フォー・メン | 甘い。私には甘すぎる。完全敗北。 |
サムライ | 結構さっぱりかな。 |
cK be | ボトルがシンプルすぎる。香りはすっきり。 |
ヒューゴ | なんかもう若、という感じ。 |
グリーンティ、本当にグリーンな感じである。これなら匂いに引っかかりやすい私でも大丈夫かもしれない。先生の香り……(この時点で目が据わっている)。
結局(というか予想通り)数日後にボトルが家に居座ることになった。薄い翠のボトルでスマート。でも、どう使えと…。香水をつける習慣がないので買ったはいいが対処に困る。これが麝香、とかだと人にかけて嫌がらせをするなんてこともできるのだが、これは先生の香りなのだ。そんなばかげたことに使えるはずがない。そもそも、先生の香りだからこそ香水なんて違う世界の物を買ったのだ。
友人の提言で、ハンカチなぞに軽くしみこませて持ち歩いたりする、素焼きのカップにしみこませて部屋の芳香剤代わりにする、ということになった。
ブルガリのグリーンティの続き。後にいろいろと見ていると、グリーンティという名前ではないが「オパフメ エクストレーム」というのが緑茶の香りらしい。たまたまテスターを見つけたのでかいでみると、どこが緑茶なのだろう…、というのが私の感想。いや微妙にそうかもしれないが…。ブルガリのもの全般が私の肌には合わないようだ、というのが分かった。やはり人間、なれないことをしてはいけない。
てゆーか名前呼んでやれよいーかげんに。>ラムサスさん。